バークリー音楽大学の入学試験は「ヌルゲー」:やる気を見せるのが大事!!

Berklee

こんにちは、アメリカでドラムを叩いております田中領といいます。
この記事を見てくださっている方の中にはもしかしたらバークリー音楽大学への留学を考えている方もいらっしゃるかもしれません。
ということで今回は実際に卒業した僕の経験を踏まえて、バークリー入学試験って実際のところどんな感じなのか、ということを書いていきたいと思います。
結論から言うと、やる気が伝われば演奏に自信がなくても受かります

入学資格

まず僕が入学した2010年と比べて2019年現在で9年も経っているので何か変わっているかもと思い、 『バークリー 入試』でググったところオフィシャルサイトに日本語の案内があってびっくりしました☆☆ 時代は移り行くのですね、諸行無常です。

さて、その内容を見てみたところ中身は基本的に変わっていませんでした。
出願はインターネットを通じてapply.berklee.eduから行えます。
なお、出願には$150が必要です。
この出願から先は全て英語になるので、辞書、もしくは右クリックで単語を調べつつ、 入力していく形になるかと思います。
最初は大変に思うかもしれませんが、英語が全然ダメなことが入学後に判明した僕ですら願書、入試は通過できたので、 頑張ればきっといけるはずです(笑)。

オーディションと面接

きっとここがメインイベントになるかと思います。
オーディションと面接、それぞれ順に説明します。
ちなみにこのオーディションをするためのチームが全世界を回っており、
タイミングが合えば日本で受けることができます。
そのスケジュールはこちらから見ることができます。

オーディション

出典:https://www.berklee.edu


こちらは4つのパートに別れており順に、

各自が選択した曲
即興
初見
イヤートレーニング

となります。

各自が選択した曲
こちらは何でもいいので1曲、自分の好きな曲を選んで演奏します。
英語だとPrepared pieceといいます。
この方式はそもそもバークリーのプログラムがジャズをベースとしているところから来ています。
どういうことかといいますと、ジャズの曲というのはAABAやAABなどといったテーマと呼ばれるコード進行とメロディーにより曲ができており、
1回それを演奏した後、同じコード進行でソロを取り、またメロディーを1回やっておしまいというのが定型となってます。
(まあロックやポップスもこの派生系なのですが)
ここで、ギターやピアノだったら一人で演奏できるのですが、僕はドラマーなのでどうしたらいいのだろうと悩みました。

今となってはドラムだけでも『メロディーを匂わせるフレーズで1コーラス、からのソロ』ってやればいいじゃんて思うのですが、当時の僕はジャズの曲や考え方なんてほとんど知らず、
得意なロックかポップスの曲で勝負するにしてもドラムだけって、延々とドンタンドドタンってやってもしょうがないじゃん!!って思っちゃったんです。
音源流しながら叩くにしても、オーディション会場にPAはあるのか?とか、あったとしてもモニターがない場合聞こえなくないかとか、
無駄に考え込んでしまい、結果一か八かで審査官の教授にワンコードで一緒にジャムってくださいと申し出ました。
最初戸惑った教授も了解してくれて思うがまま完全即興でジャムりました。
多分この時、準備をしていない事でやる気ポイントをマイナスされた気がします。

このドタバタで即興のパートも済んでしまったので次は初見です。

初見
簡単なリズム譜を見てスネアで叩きます。
どの楽器であろうとそんなに難しいものは出てきません。
4分、8分、16分がわかれば問題なし。
多少譜面が読めれば楽勝なはずです。

イヤートレーニング
僕の場合はさっきジャムった教授がサックスの人だったので、
サックスでボー、パーッ、パーッと、ひくい〜、たかいー、たかいー!!
みたいに吹かれた音をタムとフロアタムで表現しろと言われました。
もう、思わず幼稚園のお遊戯かよ!!って突っ込みたくなるレベルw

ただ、いま書いてて思いましたが、ひょっとしたらヘッドをスティックで押したりして微妙な音程調節を期待されていたのかも。。
まあこれに関しては考えすぎな気もしますが(笑)。

といった感じでオーディションは終わりです。
どうでしょう?かなり楽勝な気がしてきませんか?
技術的に難しい部分はほぼないと言っても過言ではないと思います。
その証拠に入学してから知り合った友達のうち何人かは、楽器どころか音楽まるでやった事ないレベルの子もいました。重要なのはやる気ポイントです。やる気をいっぱいアピールしてポイントを獲得できれば、
オーディションセクションでつまずくことはないと思います。

楽器によって実際に何をやるかは若干変わってくるとは思いますが、『何の能力を見極めたいか』という根底は同じなので、それを踏まえて上記の4つの項目についてやる気をアピールできれば内容はどうあれ勝ったも同然です!!(←無責任かよ!w)

面接

出典:https://www.berklee.edu


こちらも4つのパートに別れているようですが実際には、
雑談しながら順々に流れで聞かれる感じでした。
その4つとは、

バークリーで勉強を開始するための準備
プロ/キャリアの目標
志望動機
バークリーにとっての、志望者の魅力とは?

順に書きます。

バークリーで勉強を開始するための準備
アメリカの大学はかなり過酷な勉強を強いるので、それにへこたれない強さがあるか問われます。
とはいっても何かで証明する必要はないので、気持ちを入れて「大丈夫です!!」といっておけば大丈夫です!!

プロ/キャリアの目標
卒業後どんな展望を見据えているのか、計画性があるのかを問われます。
これも自分のなりたい姿を語っておけば大丈夫です。
僕は『国際的に活躍するミュージシャンになります』といいました。

志望動機
読んで字のごとく、なぜバークリーに入りたいのか?です。
これも素直な気持ちを伝えましょう。
基本的に面接は全て、変に格好つけるとすぐに見抜かれるので、
素直な思いを述べるのが得策です。全てはやる気ポイントのため!!
僕は『憧れの人も、習ってた人も、共演した人もバークリー出身の人が多いから興味が湧いた』と答えました。

バークリーにとっての、志望者の魅力とは?
こうなってくるとなんだか入社試験のようですが、
要はあなたが入学することで学校側にどんな得があるか?ということです。
僕は正直どんなことを言ったのか曖昧なのですが、
『自分は31歳で社会経験もあるので、高校出たての子に比べて違った物の見方をクラスに提供できるし、多様性が生まれる』
といった感じのことを答えた気がします。曖昧ですみません。

というわけで、面接も基本的にやる気のアピールが最重要です。
大抵の場合面接の教授はフレンドリーな場合が多いので、構えることなく
『どうしても入りたいんだ!!』という気持ちを素直にぶつけるのがベストです。

関連書類

出典:https://www.berklee.edu


冒頭で『基本的には』変わってないと言った理由がここです。必要なのはふたつ。

英文の卒業証明書
TOEFLまたはIELTSのスコア

卒業証明書は高校なり大学なり、最終学歴の学校の事務所にいえば発行してくれます。
そして、TOEFLまたはIELTSのスコア。これが僕の時は必要ありませんでした。
但し入学してから英語がわからないと結局損するのは自分なので、
事前にある程度勉強しておいたほうが絶対にいいです。

僕は片言の英語が面接でも通じたので『英語って楽勝じゃん』とタカをくくっていたのですが、入学後の英語力判定試験でなんと最低レベルと評価されました。すると何が損か。 本来ならば音楽の授業を受けることができる単位を使って英語の授業を取らなきゃいけないんです。
高額な学費を払って初級英語講座を受けなきゃいけないというのは、なんとも寂しい気持ちになるものです。
ただこの時点で僕の場合は音楽の授業に出ても先生の言ってることが半分も理解できないので、 とりあえず英語の能力を上げる以外に選択肢はありませんでした。
まあ、そのクラスを取っていてよかった面もあるっちゃありますが、それはまた別の機会に。

というわけで、英語は少なくとも日常会話レベルまではマスターしておくことを強くお勧めします。

プログラム

出典:https://www.berklee.edu

これに関してはみんなが悩む大きな分岐点でもあるので別の記事で分けてお伝えしようと思います。

奨学金

上記のオーディションの結果でいい印象を与えられると奨学金がでます。
ちなみに僕の周りに聞くと大なり小なりだいたい皆もらっていたのですが、悲しいかな僕はもらえませんでした。
なので恥ずかしながら親に大借金をしまして、もはや親のスネがなくなっている始末です。。すみません。

考えるにきっと、曲を準備しなかった事で『こいつやる気ねえな』と思われてしまったような気がしてます。
これはこれまで7年ちょっと暮らしてみて改めて感じる事ですが、アメリカの文化というのは常に個人の熱意ややる気を尊重します。
実際、熱意が伝わって相手が納得すればなんだって通ります。ルールなんて有って無いようなもんです。
なので常にやる気、いつもやる気、うざいくらいにやる気アピールしましょう(笑)。
アメリカの大学の学費はもともと高額な上に、恐ろしい事に1学期ごとにぐんぐん上がってゆくので、
やる気を存分にアピールして獲得した方が良いと思います。

まとめ

やる気さえ伝わればバークリーの入学試験はヌルゲー。
ただし、英語は事前にやっておきましょう☆☆


というわけで、僕のブログ、YouTube、twitterでは、
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