こんにちは、アメリカでドラムを叩いております田中領といいます。
前の記事でバークリー音楽大学の入学試験について書きましたが、
今回はその中でも意見の分かれるディプロマとディグリーについてのお話をします。
結論から言うと他で海外経験が豊富でない限りは、ディグリーがオススメです☆☆
バークリー入試の詳細についてはこちらをどうぞ。

、、、と書いたところで改めて調べたらなんと現在はディプロマが廃止されてディグリーのみ、
もしくは1年間のみの通学かオンラインで受講するサーティフィケイトというものになっているそうです。
ただまあ僕の受講したディグリーが残っていますし、その利点がありますのでこのまま筆を進めたいと思います。
そもそもディプロマ、ディグリーって何?どう違うの?
まずはここからお話ししましょう。もうなくなってしまったもののそもそもディプロマ、ディグリーとは何か。
端的にいうとふたつの違いは大卒の資格を取るか取らないか、です。
ディプロマが大卒資格なしでディグリーが大卒資格あり(Bachelor of Musicといいます)、
授業的にはディプロマが音楽の授業のみ受講で、ディグリーがそれに加えて一般教養の授業を取るというものでした。
つまりディグリーの方が卒業までに受講しなきゃいけないクラスの数が多いです。
バークリーに行くならディグリーがオススメだった理由
ひょっとしたら僕の周りだけかもしれませんが、バークリーに通う生徒はディグリーを嫌う傾向が強いです。
理由としては、
- なんで音楽の勉強に来てるのに関係ない授業を受けなきゃいけないの?
- 一コマの授業料だってバカにならない値段なのに音楽以外に使いたくない
- 音楽の授業に比べて英語の難易度が高くなるのできつい
- すでに大卒を持ってるからいらない
といったところが多いです。
この理由は至極真っ当だし僕もそう思っていました。
それどころかそもそも卒業する気もありませんでした。
なので最初はディプロマを選んでいました。
ただ僕は日本で大学にはいかなかったので、取得したことろで正直役に立つかは未知数だけど、
せっかく取れる機会があるのであれば取っておこうと思い、2学期目からディグリーに変更しました。
授業が多彩
さてディグリーに変更したので、どんな授業を取ろうかと調べ始めました。
一般教養なのでいわゆる数学、歴史、国語などがあるのですがさすがは芸術系の大学、それぞれの項目に多種多様なクラスが揃っています。
僕はせっかく外国にいるので異文化について知りたかったのでそこにフォーカスして選んでいきました。
例えば、歴史の授業はアメリカの南部の歴史、アートヒストリーはインドの文化、
人文は西洋と東洋の文化の違い、各宗教における瞑想法などなど、
どれも一筋縄ではいきませんが、全く知らないことを(僕が無知だったのも大いにありますが)
全然違うバックグラウンドをもったクラスメイトと受講するのは刺激的でした。
カルチャーショック
在学中のカルチャーショックはいくつもありますがその中でも特に印象的なのがアメリカの南部の授業。
僕はこの授業を受けるまで『南部』というのがどこを指すのかすら知りませんでした。
ちなみにアメリカ合衆国のだいたい右下のエリア、南北戦争で南軍が治めていたエリアです。
ともあれ南北戦争が議題の時、人を殺すということについてクラスでディスカッションしていました。
その時中心的に話していたのはアメリカ人、イギリス人、カナダ人のクラスメイト3人でした。
僕は正直彼らの話の半分くらいしか理解できなかったので、情けないのですがただただ聞くだけでした。
そして3人の話が一旦落ち着いた瞬間イスラエルから来た女の子が言いました。
『あの、ごめんなさい、決して責めるわけではないの。
でもね、私はイスラエルで生まれて今アメリカに留学して数ヶ月生活して、
なんて平和で素晴らしい環境なんだろうって思っているの。
自分の国に帰ると、家族や友人が撃たれたり、爆死したりってのは普通にある話で、
そんな自分からするとこんなに平和な国で生まれ育った人が本当に戦争で人を殺すということを
リアルに感じて議論できているのか正直疑問に思ってしまうの。』

それを聞いたクラスのみんなはシーンと水を打ったように静かになりました。
流石にそんなこと言われたら反論もできません。
僕はそれを聞いてガツンと来たと同時に正直興奮しました。
『すごい!クラスメイトがこんなディープな会話をするなんて絶対に日本じゃ味わえない。
それにアメリカにいても音楽の授業を受けているだけじゃこんな話題にはそうそうならない!』
と思いました。
これ以降ますます一般教養の授業が興味深く思え、
卒業した今では全体を見て音楽の授業より学ぶことが多かったのではないかと思っています。
ただし他で海外経験豊富なら別にいいかも
ただまあこれは僕が異文化について興味があったからであって、
人によっては『やっぱ日本が一番、早く学校終わらせて帰国したい』って感じる人もいるかとは思います。
ですので人によりけりなのですが、他で海外経験があまりなく、
異文化に興味のある方は是非ディグリーを取った方が後々の社会勉強になるのでオススメです。
というか今は全てディグリーなのですね。
失礼いたしました(笑)。
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