平行調は平行じゃない?じゃあ同主調は?

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こんにちは、アメリカでドラムを叩いております田中領といいます。
今回は英語で平行調ってなんていうのかというお話です。
結論としては、Relatiive minor/majorといいます。

そもそも平行調って何?

音楽をやってる人なら平行調という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
まずはこれはどういう意味かということをお話しします。
なので既にご存知の方は飛ばしていただいて結構です。

音楽には音の並びの種類でスケールというものがあり、
その中でも曲全体の雰囲気に影響を与えるものに長調(major key)、短調(minor key)があります。
詳しい解説は省きますがいわゆるドレミファソラシド、
ピアノの白い鍵盤だけを弾いた時の音の並びが長調です。
さてここで、全く同じ白い鍵盤だけをスタート地点だけ変えてラから始めたらどうなるでしょうか?
もし近くにピアノがある方はぜひ試してみてください。
なんだか物悲しい雰囲気が出ませんか?これが短調です。

具体的には7つの音がどんな間隔で並んでいるかでこのような雰囲気の違いが決まってくるのですが、
興味のある方は音楽理論の本を読むと詳しく書いてあります。
そしてこのように同じ音しか使わないのに明るくなったり物悲しくなったりする関係を平行調といいます。
音の並びが平行という意味ですね。

英語で平行調はなんていう?

そしたらここで英語の場合、平行調はなんていうかをみていきましょう。
ズバリ結論からいうとRelative keyといいます、Relativeとは『関係する』という意味です。
実際にはRelative minor、Relative majorといった使い方をすることが多いです。
あえて訳すなら『関係する短調』、『関係する長調』といった感じでしょうか。
さっきのドとラの話でいうと、ドの長調から見たら、ラの短調がRelative minor、
ラの短調から見たら、ドの長調がRelative majorになります。

じゃあ同主調は?

さてここでもうひとつ音楽用語を勉強しましょう、それは同主調というものです。
これは読んで字のごとく『主となる音が同じ調』という意味です。
なのでちょっとややこしい話ですがドの長調の同主調はドの短調ということになります。

そしてここでこの同主調を英語でなんというかみてみますと、
なんとParallel keyといいます。Parallelとは日本語で平行。
あれ?っと思いませんか?

そう、日本語でいう平行調が英語ではRelative key、
同主調が英語ではParallel、つまり平行なんです。

ヨーロッパではどうだろう?

この疑問を解くのにヨーロッパに目を向けてみましょう。
ジャズなどに着目するとアメリカは音楽の本場のように感じますが、
そもそも西洋音楽の理論が生まれたのはヨーロッパです。
実際音楽用語は英語ではなくイタリア語やドイツ語などが今も世界共通で使われたりしています。

出典:Cadenza Glossary

イエール大学のライブラリの参考資料にもなっているCadenza Glossaryによると日本語の平行調を表すのは、
英語、フランス語ではRelative、ドイツ語、セルビア語がParallelで、
日本はドイツ方式を適用しているようです。
ここには載っていませんが、バークリーの友達からはイタリア語も英語方式という話を聞きました。

これってつまりは『バークリーの主席って1番じゃない?』でも書きましたが、
翻訳の限界というもので、複数の言語間で全てを正確に訳すことは難しいというところに、
原因があるようにも思います。

バークリー音楽大学の主席の定義とは?
皆さんは主席って聞くと学年トップっていうイメージがありませんか?でも海外の大学の場合はそうでない場合も。その真実とは?

そもそも上で平行と説明したParallelも辞書を引くと、
『類似点、関連性』などの意味も持っていて、結局RelatveもParallelも『関係する』って意味じゃん!!
ということになってしまいます(笑)。
むしろこういった言葉の不完全性を責めるよりも、楽しんでしまう方がいいのかもしれませんね。

まとめ

英語では平行調でなく同主調が『平行』だけど、
結局言葉のあやなので、どうでもいい(笑)。


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