こんにちは、アメリカでプロドラマーしてます田中領といいます。
今回はスネアのチューニングについて見て行きたいと思います。
動画で見る!
記事は書いたものの、
動画の方がわかりやすいかと思いますので、
もしよかったらこちらも参考にして見てください。
前後編あります。
スネア各部の名称


ヘッド
叩く部分です。
皮とも言ったりしまして、
実際昔は動物の皮を使用していました。
今でも民族楽器などで本革を使います。
和太鼓なんかも牛の皮ですね。
シェル
ドラム本体、胴の部分です。
木製、金属製、アクリル製などあり、
それぞれの材質によって音が変化します。
ブープ
ヘッドをシェルに固定するパーツです。
こちらも鉄製が多いですが、
ブラス、銅、木製など様々な種類があります。
チューニングボルト
このボルトでヘッドの張り具合を調節します。
強く張れば打感は固く音が高くなり、
弱く張れば打感が柔らかく音は低くなります。
ラグ
シェルに取り付け、
チューニングボルトを受けるパーツです。
上下のフープに対して一体型のもの、
分かれているものがあります。
ストレイナー
スナップ〜と呼ばれる、
スネア特有のジャラジャラを、
取り付けるパーツです。
ノブを回すことで、
スナッピーの張り具合を調節します。
スナッピー
スネアドラムの裏についている響き線です。
元々はこのパーツのことをスネアといい、
これがついているドラムなので、
スネアドラムと呼びます。
動画でも話していますが、
もはやスネアといえば日本でもアメリカでも、
スナッピー単体のことではなく、
スネアドラム全体を指します。
バット
ストレイナーの反対側にあって、
こちらもスナッピーを固定するパーツです。
モノによってはこちらにもノブがついていて、
スナッピーの張り具合を調節できるものもあります。
エッジ
シェルとヘッドが当たる部分です。
ここの削り方や角度によって、
ヘッドからシェルへの振動の伝わり方が決まるので、
地味に見えて結構重要な部分だったりします。
表ヘッドのベースメイク
ここから本題です。
手順としては
- エッジの掃除
- ヘッド、フープを乗せる
- 指でしめる
- チューニングキーでしめる
- 軽く叩いて音程を揃える
です。
順に見て行きましょう。
エッジの掃除
まずはエッジをクロスなどやわからい布で軽く拭きます。
削られた角の頂点がヘッドに触れて、
振動が伝わるので、
ここにホコリなどがついて、
接点の面積が大きくなると、
振動が伝わりにくくなってしまいます。
とは言ってもあまり神経質にならず、
軽く拭くだけで大丈夫です。
ヘッド、フープを乗せる
シェルにヘッドを乗せますが、
この時ヘッドが微妙に動く場合は、
なるべく真ん中に来る様に調整しましょう。
そしたらフープを乗せて、
チューニングボルトを穴に通して、
ラグに取り付けます。
指でしめる
チューニングボルトの胴の部分を持って、
しまるところまでしめていきます。
胴の部分を触ると指に油がつくので、
気になる人はボルトの頭を持って回してもOKです。
この指の力で限界までしめた状態を、
英語ではFinger tight(フィンガータイト)といいます。
チューニングキーでしめる
ここからしめ具合が強くなっていきますが、
注意するのは一箇所を急激にしめないこと。
周りがゆるいのに一箇所が突然強く貼られると、
張り具合のバランスが崩れて、
均一に貼るための修正が難しくなります。
最悪の場合フープやシェルが歪む場合もあります。
しめる順番をここでは二つご紹介します。
1,
一つ目をしめたらその対角へ
対角をしめたらその隣へ
隣をしめたらその対角へ
次はその隣へと繰り返す
2,
一つ目をしめたらその対角へ
対角をしめたら1本飛ばしてふたつ隣へ
そこをしめたらその対角へ
次はそのふたつ隣へと繰り返す
アメリカでは1番目の方が、
日本では2番目の方が主流な感じがします。
結論としてはどちらでもいいかと思いますが。
ラグが8個の場合に一つ飛ばしでやると、
全部のラグを巡れないので、
4つしめたら一つ飛ばしでなく、
すぐ隣に移るなど工夫が必要です。
小口径のスネアの場合、
ラグが6個のもの、4個のものもあります。
小口径セットについては、
こちらでも解説しています。
交わす角度は180度づつにして、
2巡もすればある程度しまると思います。
この時点であまりに張り具合に差がある場合は、
180度を何回とかいう事は忘れて、
ガッとしめちゃっても大丈夫です。
あくまで目的は均一に貼る事なので。
軽く叩いて音程を揃える
各チューニングボルト付近のヘッドを、
指で叩いて音程を聞きます。
マレットなどのアタックの弱いもので叩いてもOKです。
この時に空いた手を、
ヘッドの中心あたりに置いておくと、
倍音をカットできて、
音が聞き取りやすくなります。
全体の中で一番高いラグを見つけて、
全体をそれに合わせていく様にします。
ちなみにボルトはしめたときに固定力が強く、
緩めたときは固定力が弱いので、
緩めるときは多めに緩めてちょい戻す、
とすると固定力が強いまま緩めることができます。
裏ヘッドのベースメイク
基本は表と同じになりますが、
裏ヘッドというのは基本的に薄いことが多いので、
乱暴に取り扱わない様にしましょう。
スティックで思いっきり叩くと、
簡単に凹んでしまいます。
裏も180度を2巡か、
180度+90度くらいしめたら、
音程を調整します。
ここでスナッピーを取り付けますが、
まず最初に中心に置いて、
その位置をマジックで裏へ度に書いちゃうと、
取り付け時に中心がわかりやすいです。
その位置を参考にまずはバット側を固定します。
これでストレイナーをいじっても中心位置を保てます。
そしてストレイナー側を固定しますが、
この時ノブが真ん中らへんにしておきましょう。
極端に閉まってたり緩んでたりすると、
取り付けた後の調整がやりにくいからです。
こうして取り付けたらスネアスタンドに乗せて、
叩きながら音を調整していきます。
全体の調整
この状態だと上下ともに、
だいぶ低めの張り具合になっていると思います。
ただし一度均一に張ってあるので、
全ボルトを同じ角度回すことで、
大まかではありますが、
均一性を保ったまま、
張り具合を上下させることができます。
動画ではまず裏を90度づつ回して、
スナッピーの張り具合を調整し、
その後に表を90度づつ回して、
『低→中くらい』
の張り具合に。
さらに90度づつ回して、
『中くらい→高』
の張り具合に変化させました。
この辺り音の感じも含めて、
動画で参照していただけると、
わかりやすいかと思います。
補足
裏ヘッドのスナッピーを取り囲む、
4つのボルトを調整することで、
スナッピーの反応具合を変えることができます。
その理由はヘッドという面に対し、
スナッピーという面がどう接するかを調整することで、
その響き具合が変わるからです。
ヘッドを強く張ればスナッピーとの間に隙間ができ、
ジャラジャラ感が増しますし、
その逆もまた然りです。
これを利用することで、
『手早く裏ヘッドの音程を変えながら、
スナッピーの響き具合は保つ。』
などの技が可能になります。
他の手早くセッティングを完了するコツなど、
こちらの記事で解説しております。
まとめ
スネアのチューニング手順をまとめると、
表ヘッドのベースメイク
裏ヘッドのベースメイク
全体の調整
となります。
繰り返しになりますが、
この記事の最初に貼った参考動画で、
実際の音の変化を聞きながら見ていただけると、
よりわかりやすいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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