こんにちは、アメリカでドラムを叩いております田中領といいます。
この記事ではアメリカのバークリー音楽大学を卒業した経験をもとに、
ミュージシャンのプロフィールなどにたまに見られる『主席』の意味についてお話しします。
結論から言いますと『主席』は成績優秀者と意味になります。
GPA
皆さんはGPAという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これはGrade Point Averageの略で、大学での成績を4点満点で表すものです。
(高校ではこれと別に5点満点で評価する方式もあるようです)
4点満点ってなんだか中途半端な感じですよね?
僕もそう思うのですが大体の大学においては何故かこの方式が採用されていて、
在学中に受講したクラスの成績を全部ひっくるめて計算されます。
なので卒業前であってもその時点でのGPAが学期ごとに計算されます。
成績優秀者の3段階
最終的に必要な単位を取得して卒業の申請が受理されるとその時点でのGPAが最終成績となります。
補足:アメリカの大学の卒業システム
(アメリカの大学では学年という概念がなく学期で区分けするので、人によって何学期受講するかはまちまちです。
卒業に必要な単位がたまって卒寮したい時に自己申告する感じです。なのでいっぱい勉強したい人は10学期以上在学して、
なかなか卒業しない人もいますし、逆に最初から卒業する気は無くて1~2学期だけ在学して取りたい授業だけ受ける人もいます。ちなみに卒業式は年1回しかないので、卒業式を先に済まして、その後1~2学期受講してから去る日も結構います。)
話がそれてしまいました、GPAに戻りましょう。
さてこの卒業時点でのGPAで上位に入ると成績優秀者の称号がもらえます。
バークリーの場合、
3.85 ~ 4.00 Summa Cum Laude
3.70 ~ 3.84 Magna Cum Laude
3.50 ~ 3.69 Cum Laude
という区分けになっておりこのうち一番上のSumma Cum Laudeを和訳すると『主席』になります。
つまりその時点でのトップでなくてもGPAが3.85以上であれば全員主席です。
なんだかグレーな感じですね(笑)。
これはいわゆる翻訳の限界のようなもので、言葉を訳す際に100%正確に対応させることって結構難しいことで、
母国語以外を勉強するとちょくちょく遭遇します。
まあ『トップ』か『上位集団』かぐらいの違いは訳せそうなものですが(笑)、
僕は入学当初GPAなんて全く気にしてなかったのものの、
ある時このトリックに気づいてその時点でのGPAが3.82くらいだったので、
楽に高評価をもらえるクラスを意図的に何個か取る方針にしました。
実際には大変なクラスの方が学びは遥かに大きくて、その違いは天と地ほどあるのですが。
この場合において僕は実利より名声を取りました(笑)。
確かに1番ではないが、取るのが大変なのは事実
ただこんな風に書いておいてなんですが、
3.85以上を取るのは実際楽ではないです。
アメリカの大学は各学期終わりにそれぞれのクラスでの成績がAからFの間でつけられ、
Aが最高点、Fは落第でひとつでもFがあると最終評価は激下がりです。
具体的には最低でもB、つまりA、A-、B+、Bのいずれかのみを取り続けることができればいい線いけます。
また単位数の多い授業で悪い評価を取ると全体への影響がデカイので挽回に苦労します。
実際僕は入学当初に3単位のクラス(初級英語)でB-を取ったのが響いて、
最終的に3.85を超えるのに結構苦労しました。
最終成績は正確には覚えてないんですが3.86とか超ギリだったはずです(笑)。
おまけ:Dean’s list
さて、この『主席』の他にも各学期での総合成績が3.80を超えるとDean’s listというのに載ります。
これも成績優秀を証明するもので、「今学期優秀な成績をとったからこの証明書を持って地元の新聞社を尋ねるといいよ!」
みたいな手紙とともに証明書がeメールで送られてきます。新聞社ってw
まあアメリカという国は国土が広大なので、田舎から有名大学に入っていい成績を取るというのは、
案外名誉なことなのかもしれません。もしくは昔そうだった名残りか。
というわけでこの報告をもらうと嬉しいちゃ嬉しいですが、
特に何かになるというわけではありません(笑)。
まとめ
バークリーの『主席』は成績優秀者という意味。
長々と書いてきましたがこの『主席』という称号、
実際取るのは大変だけど取ったところで大した意味はないです。
ただまあ音楽家やるなら、プロフィールに載せておけば見知らぬ人が見てくれた時に、
多少ハクがつくかも?というくらいの利点はあります。
僕もトリックに気づいた時点で手が届きそうだから取っただけで、
わざわざ最初から狙う必要はぶっちゃげ全くないと思います。
というわけで、僕のブログ、YouTube、twitterでは、
皆様が楽しめるような情報を届けられるように心がけていきますので。
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